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主にぶいしくすさんのことについて。 ゆるーくひっそり。
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というわけで後編です。



長々とお付き合いいただきありがとうございます。


(旧ブログより)

そんな状態だったので、コンサートに行くかどうか実は非常に迷いました。

今彼らを観たら自分がどうなってしまうかわからなかった。

嫌いになってしまうのが怖い。

でも、このままもやもやした気持ちを抱えているのも辛い。

早くけりをつけたかった。

だから、行くことにしました。

当日になってしまえばウキウキもするしドキドキもするし、以前となんら変わらなくて少し安心していました。



そして訪れた代々木。

グッズ売場のボードを見た瞬間、悟りました。

駄目だな、と。

いつもは写真映りさえ良ければポスターやフォトをぽんぽん買っちゃうほうです。

ただでさえ今回はビジュアル良くないはずがないんです。分かってるんです。

なのに、なんて言えばいいんだろう…目の前にある顔が全部ぼんやりとしか見えなかったという不思議。

視界には入ってるんだけどピントが合わないし頭にも入って来ない。

あれが防衛本能ってやつなんでしょうか?いやー不思議だった。

このイノハラはカッコイイこのイノハラは写りがいまいち、といったことが全く判断できなくなってました。

そしてそれは、静止画に限ったことじゃないんだと後に思い知らされました。



コンサート開演前、ウチワを出そうかどうかかなり迷いました。

というのも、周りの人からイノハラファンだと認識されるのが怖かったから。

たとえばコン中にその話題に触れたとして、それにわたしがどんな反応をするか気にされたくない。

わたしが逆の立場だったら気にすると思うんです。

この人どんな気持ちなんだろうなーって興味本位で見ちゃいます、所詮他人事だから。

薄情かもしれないけど、正直な所これが他のメンバーに起こったことだとしたらあっさり「おめでとう」と言えてしまうと思います。

だからそれを自分がされたとしても、感じ方は人それぞれだから仕方がない。

けれどただでさえ自分が今までと違っていると自覚しているのに、これ以上傷ついたり打ちのめされたりしたとき、それを好奇の目で見られるなんて耐えられません。

結局ウチワは持ちましたが、ほとんど下に降ろしてました。



あんなに沈んだ気持ちでコンサートを観るのは初めてです。

画面に映るだけで、声が聞こえるだけで、姿が見えるだけで胸が痛かったです。

そんな調子でいつもだったら目を皿のようにして必死で記憶に焼き付けようとするのに、ぼんやりと眺めることしかできませんでした。

以前の自分だったらカッコイイと感じるんだろうな…

以前の自分だったら心躍るんだろうな…

以前の自分だったら…と思う度に今の自分とのギャップを感じて、なんとも言えないやるせない気分になりました。

それが悲しみだとわかったのは後のことです。

自分が変わってしまったことはもちろん、見た限り6人の空気も変わってしまったことがどうしようもなく悲しい。

MCで本人の口から報告を聞いたとき、なんかもう真っ白になりました。

いっそ泣けたらよかったのに。

どこか遠くの出来事のようでいて、実際すんごいダメージ受けました。

覚悟はしてたんですけどね。

自分の口からファンに伝えたいって考えなんだろうと思っていましたし。

でもキツかったー。



後半、イノハラソロで限界が来て泣いてしまいました。

あれさ、夏に沢山聞いたんだよね。

スクリーンに映ってる舞台映像がまた…ああこの時はまだ単純にファンで、好きでいられたな~と思ってしまってブワワーッと込み上げました。



「人生の旅」がテーマの今回、もはや全ての選曲が一連の出来事を想定したものにしか思えなくてしんどかった。

「僕と僕らのあした」の前にけんちゃんが言ったメッセージはなんとなくしか覚えていませんが、それ以来あの曲が「ブイさんたちとファンたちのあした」に変換されてしまいます。

関係は変わっていくけど出会えたことに後悔はしない、と諭されているような…。

特に終盤のリーダーソロが自分の心境と重なって痛かった。

確かに、形無いものをたくさんもらったなあって。

そしてアンコールかなんかで「♪笑って~笑って~」歌われたときは、自分の状況(泣きっ面)にマッチしすぎててむしろ泣きましたよばかやろー。



コンサート中何度も、もう以前のように楽しめないかも知れない、ファンではいられないのかも知れないと思いました。

嫌いになったわけではない、好きだなと思うのに。

ものすごい寂しくて悲しかった。

けれどほんの少しだけ、希望も見えました。

この先、アイドルとして完璧な仕事を見せてくれるなら戻れると感じたんです。

現実を忘れて思いっきり夢見させてくれるようなコンサートを、あるいはエンターテイメントに徹した番組を見せてくれるなら、楽しめると。





さて。

ここまで一連の出来事について感じたことを書いてきました。

何度も言うようですが、自分でもこんなに動揺するとは思ってなかったです。

自分でもよくわからない矛盾しまくりの思考がせめぎあって、気持ちの整理ができない日が続きました。

それもこれも“ファン心理”という複雑怪奇なものの仕業です。

これって、誰かの「ファン」になったことの無い人には実に理解し難い思考だと思います。

自分でもよくわかりません。

恋愛や親愛の対象ではない、現実生活での関わりが無い人、なのにこの落ち込みようは何なのか。

恋愛していたわけではないですが、それなりにアイドルとして夢みて恋していたんだと、今になって自覚しました。

奇妙なのはこれだけ衝撃を受けていてそのことを考えるのも辛い、まさにどん底の最中にあっても「見逃したくない」と思ったこと。

ファンならたとえちょびっとの出番でも出演番組を見逃したくないと思うのは当然あることです。

だけど、こんなときにまでそう思ってしまうのはやっぱり異常だと思います。

辛いってわかっているのに!

睡眠と食事がまともにとれないほど落ち込んでるのに!

それなのに!

結婚会見を一秒たりとも見逃したくないと思い、土、日、月とワイドショー張っている自分。

それを全て手動で録画しておきながら、ダメージを受けている自分。

だけどその一方で、この人の笑顔やっぱり好きだなあと癒されちゃったりとか。

ホント何なんでしょうね、ファン心理って。



最後に、少しだけ苦言を程することが許されるなら。

正直、早すぎだと思いました。

今までも恋愛ごとに関してはアイドルに異例なほどオープンな方でしたから、お付き合いしているのは知っていましたしそこまで気にしていませんでした。

しかし、結婚となると重かった。

「結婚」という事柄を俯瞰できるほど、わたしは精神的に大人じゃないんだと知りました。

「交際」はプライベートと割り切れても、「家庭」はバックグラウンドとして在り続けるもの。

仕事と切り離して考えるには存在が大きすぎるのだと思います。

それはアイドルとして致命的な変化だと思うのです。

20ちょいしか生きていない自分には、穏やかな気持ちで見守ることなんて無理でした。



アイドルにも私生活があるのは当然で、ファンはそれをわかった上でアイドルという表の顔を好きでいる。

夢見ているんです。

だからファンに対して、私生活も仕事もまるっと好きでいてくださいってのは驕りだとわたしは思います。

この先本人サイドからあえて話題にすることはしないでほしい。

既にいくつかあるレギュラー番組のほとんどで話題に出たのにはひっくり返っちゃいましたよ。

マスコミが追い掛けるのは仕方がないとしても、それはないよ。

アイドル生命断絶したっておかしくない出来事をここまでお祝いムードにもっていけるのは、彼の人柄や努力が実ってのことでもあるんでしょうけれど。

アイドルだと言い続ける以上、夢見させてくれることをどうか怠らないでほしいと切に願います。



わたしは充分悩んで考え、ぐちゃぐちゃだった気持ちの整理もつきました。

まだ画面で見掛けると痛みを感じることがあるけれど、あとは時間の管轄です。

ぐだぐだ考えるのはやめて自然に任せます。



まだ好きだと、応援したいという想いはあります。

今までもらってきた楽しい嬉しい気持ちや、それこそ幸せだという気持ちは本当だし、とても感謝しています。

今回の件に限らず、今まで「ファンを想って」してくれた行動、伝えてくれた言葉は嘘じゃないと思うから。

やっぱり変わらずに願います。



どうか、幸せでありますように。

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